研究発表会実践①My Hero, My Sunshine! 〜Jason先生の家族に送る友だち紹介ビデオレター〜①
公開日: 2021年1月6日水曜日
“My hero is my brother!”
自分にとって身近な人について,その人とのかかわりを見つめ直したり,その人自身を「どんなところがあるっけー?(^^)」と思い浮かべて,なんだかほっとする。
とってもすてきな心の動きが生まれる単元だなあと思っています。
その一方で,これまでの実践の中で難しさも感じてきました。そして,他の先生方からお話をうかがったときにも,「そうなんだよねえ。」と,共通した難しさをお話しいただくことがありました。
それは, "Hero" のとらえ。
もちろん,子どもたちとやりとりしていく中で,「尊敬している人」「すごいなあって感じる人」という言葉は出てくると思います。中には,「戦隊ものとかかなー!」という素直な発言があることも,あるもの。
Heroのとらえを子どもと擦り合わせてはみたものの,なんだか,それを紹介するのって照れくささがまさったり,紹介したはいいけれど,「そうなんだねえ。」というやんわりとした受け止めで,終始したりすることも...
「その歌手,わたしも好きなんだー!」という共通の大ファンがやりとりの中で登場して盛り上がることもあるのですが, ... "Hero"... っていう表現,ぴったりくるかなあともやもや
しかし,先に述べたように,この単元の魅力もあるし,人を "Hero" を表現しながら紹介するって,よくよく考えてみると,なんだかおもしろいことのようにも思います。
「そっか! "Hero" みたいに,自分なりのとらえを,隠喩的に表現するってことがおもしろいことなのかも。言葉の豊かさでもあるなあ。」
そんな風に考えるようになりました。
昔,学生時代に受けた英語の授業で,先生が「メタファー」というものを紹介してくれたことがありました。これがまさに「隠喩」と訳されるわけですが,例えば,Hero以外にも "You're my sunshine."♪(歌でも有名な!)等の表現もあるじゃないか!と気付きました。
Heroに限定することで,その表現に当てはまる人だけを思い巡らせたり,ときには,「自分にはそういう人はいないなー」とつぶやく子どもにも出合ってきました。
では,その選択肢を複数提示したらどうでしょう。
Sunshine, Star, Rock, Angel など....
もしかしたら,子どもが, "lion" ってどうかなあ。勇敢で頼れるイメージ!など,メタファーを考え始めるかもしれません。(わくわく!)
その表現だったら,△△さんに,ぴったりな一面があるよ!
〇〇くんには,Sunflowerが合いそう!いっつも明るく助けてくれるもんね!
というように,身の回りの多様な人の,様々な面に思いを寄せるのではないでしょうか。
書き始めたら,長くなってきました。
単元の構想については,下の画像にいくつかポイントを絞って書き出してみました。
ぜひご覧いただき,ご都合がつかれましたら,研究発表会で,実際の授業実践について語り合うことができたらと願っております。
次回は,今回の研究発表会でもご提案する予定の,評価に関する工夫や挑戦について,ブログでお伝えしたいと思います!
みなさんと画面越しではありますが,お会いできることを楽しみにしております。
(外国語分科会は,ウェビナーの予定ですが,挙手していただけましたら,実際にお声や画像ありでのやりとりもできるように準備しております!ぜひ,よろしくお願いいたします。)
TAKATA, Misato
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