研究発表会実践③『ねえ!やさしいって,こんなにたくさんあるよ!?』
公開日: 2021年1月18日月曜日
ALTの Jason先生のお母さまに宛てて,
友だちのことを紹介するプロジェクトに取り掛かっている子どもたち。
友だちの人柄にぴったり合う表現を見つけたい!
そう言いながら,インターネットを使って語彙を調べたり教科書のイラスト辞典のページを活用したり,今まで書き溜めてきた 自分だけのイラスト辞典を広げている子もいます。
ある子が,インターネットの翻訳機能で
『やさしい』
と検索しました。
すると
"easy"
と書かれています。
発音ボタンを押すと,どんな発音かも分かります。
「これって,いいのかな。(意味として合ってるのかな。)」
自分の調べた語に立ち止まり,学級の友達に尋ねました。
すると,別の子が
「え,ぼくは,〇〇さんと一緒に, "friendly" って調べたから,ちがうんじゃないかなあって思います。ぼくはね,優しいって,漢字にしてみたんだよね。」
「"easy"って,問題が簡単,とか,そういうときに聞いたことがある気がする・・・」
"She is easy...?"
「えー!なんか,なんか,ちょっと...」
“Oh, I see. For example... 1 + 1 = 2 It's easy!”
ああ〜!
256 × 59 =
(笑い声)
easyじゃなーい!
「そっちの「やさしい(易しい)」か!」
「でも,ぼくのこの画面,見て?」
“kind, gentle, friendly, tender....”
ぜんぶこれは,人柄でしょう!?
「ぴったり合う表現,見つけたいなあ!」
「ねえ,絵が上手っていうのも,言えるかな?」
この時間の終わりには,人柄を表す表現をたっぷり考え,調べたり友だちと発音したりしていく中で,『できること』や『得意なこと』へも内容が広がっていきました。
本時の振り返りを通して,子どもたちが表現してみたい内容や言語材料をある程度見取り,次時にしっくりとくる表現を自分で選択し,まとまりを考えながら組み立てていく見通しを立てています。
この時間には,東京学芸大学の粕谷教授からご紹介いただいた,『アニメなどのキャラクターを用いて,人柄や性格を表す形容詞の意味合いを捉える活動』を取り入れてみました。
子どもの『友だちのことをたっぷり想像しながら』言語表現を考えていた思考の,妨げにならなかったかなあと,自分なりに振り返りをしていたのですが,昼休みに子どもたちに尋ねてみると,
『いや,あれ,けっこうイメージがはっきりして助かった感じでした。』と教えてくれました。その場に居た子たちは,全て「あれは助かった〜」みたいな反応。
『子どものことは,子どもに尋ねる』
ビデオを見返しながら,もう一度リフレクションしてみたいと思います。
Please keep in touch!
I am so excited to work with my students!
Their ideas and creativity are brilliant.
TAKATA, Misato
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