★2025研発単元【授業実践記録4】Unit 9 This is my day. ~研究発表会、本当にありがとうございました!~

公開日: 2026年2月16日月曜日

  外国語活動・外国語科の福永です。

昨日の研究発表会にお越しくださった皆様、ご参加ありがとうございました。昨年度に引き続き、同じ子どもたちと2年間、外国語活動を共に学習してきて、提案でも申し上げた通り、集大成のような気持ちで授業をさせていただきました。

参観された先生方が子どもたちや私、ALTのJasonのことを温かく、しっかりと見てくださったおかげで、子どもたちも私も、そしてJasonも、普段通りに、のびのびと授業をすることができました。一番印象に残ったことは、参観された先生方が子どもの声をじっくりと聴き、授業後の分科会で、子どもの姿を基に語ってくださったことでした。授業している最中は気付かなかったことを気付かせていただく瞬間がたくさんあり、分科会も学び多き時間になりました。


今回は授業の様子も載せつつ、分科会の様子も少しではありますがお伝えできればと思います。

前時で紹介の練習をした子どもたち。ペアの子どもから様々な反応をもらって「自分らしさが伝わって嬉しい!」という子どももいれば「あまり『自分らしさ』が伝わらなかった」という子どももいました。本時では伝わらなかった子どもの思いを全体で共有するところから始めました。

T:前回、紹介に向けてのちょっと練習をやってみましたよね。で、どんなことを考えながらお友達の紹介聴いてみたらいいかなって話になったか覚えてる?

えみ:友達の「らしさ」が伝わるか

T:「らしさ」見付けられた?

CC:う~ん。まあまあ。

T:こうださんさ振り返りに書いてたでしょ、ちょっとそれ紹介してくれる?

こうだ:練習の時は、あんまり「自分らしさ」が伝わりませんでした。

T:こうださんのペアの人って誰だったっけ?えみさん?えみさんにどんなこと言われたか覚えてる?

こうだ:なんか、みんなやってそうみたいな…

T:いまこうださんが言われたこと、分かるみんな?

りんた:「自分らしさ」っていうよりも、みんなやってる?

T:みんなやってる…みんなしてることって例えば?

CC:歯磨いたり…

T:それじゃあ自分らしさって伝わらないの?

みお:みんなと一緒だったら「自分らしさ」じゃない

T:ちょっと違うって感じ?

やまた:みんな違ってみんないいから…

T:それ言ってたもんね。みんなと一緒だったらちょっと「自分らしさ」が足りないって感じかな。

りんた:みんな完璧に(生活が)一緒じゃないから

T:たしかに、りんたさんそれずっと言ってたよね。みんなそれは、ここまでうんうん、たしかにって感じ?ってことは「自分らしさ」を今日は、前よりももっと見付けられたらいいなって思います。で、この授業が終わった時に、もう一回練習しようと思うんです。来週が本番だから。

T:練習してみて「ハッ、なんか『自分らしさ』気付いたかも、伝わったかも」って、今日練習したお友達に言ってもらうような1時間になればいいなって思います。


と、本時の見通しを子どもたちと共有した後「自分らしさ」が伝わるにはどのような英語表現にすればよいのか、まずは全体で考える時間を設定しました。


T:「自分らしさ」を表現するためにはどうすればいいのかな?ちょっと近くの人と話し合ってみようか。

さく:夜ご飯をただ食べるだけじゃみんなしてるけど、詳しく、例えば、私だったら家族と話しながら食べるとか、時間とかを入れたら「自分らしさ」になると思う。

T:みんな今の納得?  CC:うんうん。

えみ:私も夜ご飯のこと書いてるんですけど家の食卓はどんな感じ、私は昨日の夜ご飯は「お惣菜を盛りました」って書いたんですけど、ご飯の様子を書いたりしたら「自分らしさ」も伝わるかもしれないし「家族らしさ」も伝わると思う。

T:(別のグループに対して)ここでも時間のこと言ってたけど

みお:時間はかぶることない

T:時間かぶること、ない?

CC:かぶること、なくはないけど

りんた:そのあとの時間は違う

T:ご飯とお風呂の順番はあるかもしれないね

やまた:さっき、順番も出たけど、お風呂入る時間も、30分つかるときもあれば15分つかるときもあるし、例えば、本が2冊あるときは30分つかるとか…

ろう:具体的に言う?

T:「具体的に言う」って、意味分かる?  CC:はい。

T:「具体的に言う」っていうのがもしかしたら、時間とか?「こせいひろば」にもみんな書いててくれてたけど、やってることは似てるかもしれないけど、その中身がちょっと違うかもしれないね。そういうのでもしかしたら今日は「自分らしさ」がもっと伝わるかもしれません。

T:じゃあ、いったん自分の席に戻って、今自分がつくっている紹介を見直したりとかして、付け加えたりして、分からない英語表現とかあったら先生とか、Jason先生とか、近くの3人の友達とかに聞いて。

と、自分でつくりかえる時間にしました。


彼の目線の先には、全体の場で話が出た「こせいひろば」がありました。

子どもと共につくっている掲示物のことです。ここには、紹介で必要そうな英語表現を子どもと共に残しています。


その後、3人組で紹介の練習をする時間にしました。

かんさんは、前時までに「ベッドに挟まっていることが『自分らしさ』と話していました。イラストでそれを表現していたようです。

その後、再び全体の場で、練習の紹介はどうだったのか子どもたちと共有しました。

T:「自分らしさ」前の時間より伝わった?友達の「自分らしさ」見付けられた?

CC:Yes!!

T:はじめに聴いたKopi(ニックネームタグの名前で呼んでいます)に聴いてみたいんだけど…ShiikaとMiorinのリアクションはどうだったのかな

こうだ:前回よりは、なんか(「自分らしさ」)見付けてもらえた

T:どういうところが「Kopiらしさ」だったか、ちょっと二人に聴いてみる?

みお:寝ぐせがたくさんついている

えみ:あ、それ前アドバイスした

T:ねえ「寝ぐせがある」ってさ、今までの英語表現使って言えそうじゃない?

りんた:many 寝ぐせ!  ひかる:I have 寝ぐせ

T:I have many 寝ぐせ、みんな伝わる?かずさんも言われてたよね?

かず:はい、(いつもはもっと寝ぐせ多いから、イラストも)「もっと多くした方がいいよって」



しいか:(Kopiの発表で)なんか、お味噌汁で、豆腐とわかめが入ってるやつがあるって

T:あ~。みんなのおうちのお味噌汁って違うの?それってI have breakfast.で伝わるよね。その後、I like 豆腐とわかめのmiso soup.でも伝わるね。そうやって具体的に言うと「らしさ」が伝わったかもしれないね。

T:Please write your reflection. 今日の練習で、お友達の反応だったりとか「自分らしさ」がどう伝わっていったのかとか、を書き残してほしいなと思います。で、今日言えた英語表現があったら録音しておいてください。


今回は音声録音をするよう促すことで、次回の紹介やこれからに残すことができるようにしました。

子どもたちの振り返りには

伝わったことを感じることができ、相手の「らしさ」も見付けられた子どもや
全体の場で共有した、時間を入れて紹介した子どもがいました。



授業後の分科会では、初めに書かせていただいた通り、たくさんの意見をいただくことができました。全て書くことができず、申し訳ありません。一部抜粋させていただきます。

★子どもたちが今まで2年間で培ってきた「伝えよう」とする思いが素敵だった。
★英語表現を考えたり、アウトプットしたりする時間が多くなかった。教師の場の工夫やALTの出でもっと発話量を増やすことができるたではないか。
★子どもたちは「らしさ」の「よさ」をどのように感じているのか。そこを全員で共有しておくことも大切なのではないか。
★外国語活動の「慣れ親しみ」をどのように感じているのか(ここは先生方の中でも様々な意見がありそうで、もっと聴きたかったなあと感じたところでした)。慣れ親しむ姿をもっと生み出すためには、45分の授業のデザインをより考えていく必要があった。
★タブレットに残しておく紹介の写真やイラストには、文字は必要ないのではないか。書くこと・読むことへの負荷がかかるように感じた。(私も納得しました。子どもたちの中にはもちろん個人差があるので、難しさを感じている子どももいますし、何より相手の顔を見ながら伝えることが大切だな、と、子どもたちの様子を見て改めて感じたところでした。)


意見が絶えることなく、たくさんの先生方にご意見をいただき、時間が足りない!と思うほどでした。もっと子どもたちの「今」をよく見て、どのような手立てを講じていけば、子どもたちが納得することができる紹介になるのかもう一度考えようと思いました。

とても温かく、心がじんわりした授業・分科会でした。
改めて、ご覧いただいた皆様、並びに、このブログを読んでくださっている皆様、ありがとうございました。

単元はまだ続きますので、ぜひお読みいただけると嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

外国語活動・外国語科  福永 真紀子
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