Web上でのやりとりで,子どもたちと一緒にどんな学びにたどり着けるかな。

公開日: 2020年5月11日月曜日



今回の状況の中で,いろいろと試行せざるを得ないのですが,そのおかげで見えてくるものもあります。

目の前に子どもたちがいて,互いの疑問や思いや意見を聴き合うことができない状況で,なんだかなあという気持ちはこんもりたくさんあるのですが,

1人1人のノートを,じいっくり,読むようにしています。

すると,本当に素朴な疑問,発見からの感動がたくさんあることに気付きます。

「ねえ先生,どんなときに,大文字にして書いてるんですか?こういうときは大文字?」

自分で,条件を見つけ出そうとする振り返り。

「先生たちがやってたデモンストレーションの中で,"grand mother"って出てきたけど, "grand"って一体どんな意味なんですか?」


『ゴホンッ!それはね・・・』と博士みたいに語っても,子どもたちにとっては,「へ〜」「ほほ〜」くらいの感動になっちゃうような気がして,
そして,わたし自身も,語源とか文法事項の確認とか,どうしてそうするようになったのかという言語の歴史とか・・・
たくさん学び直すことも多々あり。

子どもたちに,「こういうときに大文字にしてるんだけど,どんなきまりが見えてくる?」と尋ねてみたり,「この前ALTの先生に教えてもらったんだけどさ,曜日の名前って,惑星が関係してて,それってもともと神様の名前だったって聞いたんよ!」と情報共有しながら,「あ,人の名前も大文字で書くし,神様の名前も大文字で!?」みたいな発見を楽しんだりして,楽しみながら進んでいるところもたくさんあります。


きっとこういう,個への見取り方は,この期間に鍛えられるというか,見逃さないぞ,っていう感覚を得ているというか,そんな感じがしています。

こういう気付きを,子ども同士で語り合える状況が待ち遠しいのは言うまでもありませんが,オンラインでもできることがありそうなので,もう少しやりつつ学んでみたいです。

TAKATA, Misato




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