世界の中の日本②〜すばらしい地域資源〜
公開日: 2016年7月23日土曜日
本校ALTのJason先生 オレゴンからの学生の緊張をほぐす役割も担ってもらいました。 |
特に、行った活動とどのように計画を進めていったか、振り返ってみたいと思います。
交流会の6週前(5月31日(火))
教 師: 「上海からの中学生と会ったとき、どんなことを話したり聞いたりしたいかな」
子ども・自己紹介はしたい。
・好きなものや好きなことについて聞きたい・話したい。それなら話しやすそう。
・一緒に遊びたい。おにごっことか、どうかな。
・日本のことを伝えて、楽しんでほしい。
・本当の友だちになりたい、なんか、自己紹介とかだけじゃなくて。
交流会の5週前(6月7日(火))
教 師:「自己紹介で自分の好きなものを紹介したいって言っていたよね。」
子ども・好きなものを言うときは"I like -."じゃなかったっけ?
・I like あげぱんって・・・どう言えばいいんだろう。
・ぼくも I like・・たまご料理って 伝わらないよな。
・I like ベジタブルでいいのかな。書いてみたいけどbejitaburuでいいのかな
子どもたちは伝えたい「自分の本当にすきなもの、苦手なもの」を考えていくうちに、英語でどのように表現すればよいか分からないものがたくさんあることに気付き始めます。
(この時間、イラストやカタカナも含め、いろいろな表現方法を含めたネームカードを作成しました。英語の単語で表現できないものをイラストで描いてみるように促しましたが、”やっぱり英語で書いてみたい”という子どももいました。)
交流会の5週前(6月9日(木))
教 師:「自己紹介で好きなものを紹介することを考えたとき、困った人はいたかな?」
子ども・「揚げパンが好きって伝えたいけど、どう伝えたらいいのか、困りました。」
・「たまご料理って・・・。egg料理・・・?」
・どうやって伝えたら、わかってもらえるんかな。
・実物を見せたらいいよね。
・でも、持って来られない時はどうする?
・絵に描くっていうのは?
・あと、ジェスチャー?動きで伝える!
・写真も使えるんじゃない?
教 師:「さっきEgg料理って言ってたよね。Eggみたいに知っている言葉から考えてみるのはどう?」←ここは、教師がぐぐっとリードしたため、戸惑っている子どももいました。
このような感じで、自分の好きなもの、苦手なものについて・ジェスチャー・自分の中にある語彙、イラストなどを使って伝え合うカードゲームを行い、「なんとかなりそうだぞ」「ジェスチャーだけでは、やっぱり難しい。言葉を知りたい!」などの感想をもちました。
交流会4週前(6月14日(火))
教 師:「この前の活動(上記)を振り返って、どんな感想をもちましたか。」
子ども・動きのあることなら、ジェスチャーで伝わることも多かったけれど、伝わらないものもけっこうあった。やっぱり、英語でどう言えばいいか、知っておきたい。
・自分で英語で言えちゃうものまでジェスチャーだけで伝えようとすると、もっと難しくなった。
教 師:たしかに、これで伝わりそうだって、言葉を思い浮かんでいるときは、その一語で言ってみたほうが、お互いにやりとりしやすそうだね。今日は、自分の伝えたい言葉を調べたり、Jason先生に尋ねたりして、なんども言ってみようよ。
そのあと、"What's ---- in English?" "How do you say ---- in English?"の表現を繰り返して練習したあと、教師に尋ねたり、picture dictionalyで調べたりしました。自分で予想した子どもたちには、そのことを賞賛し、「それでもきっと伝わるよ!」と、自力でなんとか表現を考えてみることを奨励していきました。
のこり3週は続きに・・・。
ALTのJason先生は、オーストラリアの出身。
しかし、様々な国や地域のお友だちとのつながりや、実際のお友だちの人柄を子どもたちに共有してくださることで、子どもたちは「やさしい友だちだなあ。」「どんなことが好きか、尋ねてみたくなった。」と「安心感」を少しずつ抱いていきました。
日本は小さな島国で、周囲に様々な国籍、人種、民族、言語、にあふれていると感じることってなかなかありませんが、「大好きなJason先生は、いっろんな人とつながっていて、すてきやなあ。」そんな感覚は、子どもたちを「日本も世界の中の一つの国なんやなあ。」「自分も世界の人々の中の一人なんやなあ。」そんなことを感じさせるのではないか、と考えさせられます。
To be continued!
交流会3週前(6月21日(火))
交流会2週前(6月28日(火))
交流会1週前(7月5日(火))
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