【振り返りレポ】Kumamoto English Cafe October Session
公開日: 2021年10月31日日曜日
Kumamoto English Café October Session 振り返り
【会の中で話題になった紙の辞書,翻訳機能のこと】
〇最初は紙の辞書で調べさせます。言いたい単語がない場合、Google翻訳を使います。ただ。文章に関しては、毀滅のセリフ「心を燃やせ。」とか「穴があったら入りたい。」は、翻訳では意味が通じないよねという話をしました。{Look!」とかも、いう人によって、日本語の言葉が変わるねという話もしました。
〇Google翻訳など,使わせるのはいいけど、そのあと友達や先生と共有して調整しないといけないですよね。Google 翻訳は発音が聞けるのでそこはいいですよね。
〇(日本語で簡素に言い換えてみるという)田中先生のアプローチ、とても勉強になります。
〇教師がどれだけよさ,価値,機能,むずかしさ,不便さに自覚的であるか,というところは大切でしょうね。
【ご参加の方の振り返り,コメント】
〇先生方、実践発表ありがとうございました。そのあとの議論も参考になりました。
〇今日は本当にありがとうございました。いろいろと参考にさせていただきます。
〇私も、既習表現をベースにしています。知っている表現でどう言い換えるかも大切にしていますが、小学校の段階では、無理やり訳さず日本語の単語を使うこともありにしています。語順が分かれば、その時点で知らない単語は、学年が進み知識が増えるにつれ、置き代えられると思います。また、音声だけでなく、ジェスチャーなどノンバーバルな表現で表現することも伝えています今回初参加でしたが、とても勉強になりました。発表してくださった先生、様々なご意見や実践を教えてくださった先生方、ありがとうございました。
〇初めての参加と言うことでRead onlyですみませんでした。たくさんの学びがあって良かったです。また機会があれば参加させていただけると嬉しいです。
〇本日はありがとうございました。先生方の実践を聞かせていただき、私も刺激をいただきました。まだまだ未熟ですがいろんな可能性があるなと思ってこれから楽しみになりました。ありがとうございました。
〇今回,初参加でした。先生方から、たくさん学ばせていただき、ありがとうごさいました。耳だけで申し訳なかったです。また今後もよろしくお願い致します!!
〇外国語の授業について様々な課題に直面し、乗り越えようとする人たちとの対話で自分の考えがさらに深まりました。
〇本日はありがとうございました。聞くだけの参加で申し訳なかったですが、色々なやり方や考え方を聞くことができてとても勉強になりました。
〇大変、参考になるお話ばかりでした。発表の方法など、ALTに対して、クラス全体で、など色々なやり方で行っておられる方法が知れてよかったです。発表に向けてのインプットの段階での実践をもう少し詳しくお聞きしたいなぁと感じました。
辞書の使い方についても、日々迷うところで、この場で色々なご意見がうかがえてよかったです。ありがとうございました。
⇒インプットについて,髙田から以下のような内容をご返信しました。
インプットを積み重ねて積み重ねて,もうできるよね,という段階になったと教師が判断してから,発表に入る,という流れは,「言語活動を通して」学びを進めていくという外国語の目標や考え方にはそぐわない,というのが,現在のところの基本的な考え方です。従って,子どもが挑戦していけそう,という段階のインプットを与える,もしくは,子どもと一緒に考え出す,(例えば,単元の主表現にあたるフレーズなど)そのあと,わたしはよく3人のチームで活動するようにするのですが,プレゼンテーションの内容(自分が伝えたいこと)練習やリハーサルを互いに見合いながら,とか相談に乗りながら,というイメージで進め,この表現どう言えばいいの?という困りを取り上げて,(発言,振り返りから)子どもの学ぶ必要感が高まったところで,言語材料を追加したり,練習したりする活動を入れます。
聴く,まねてみる,気付きをつぶやく,練習,みたいなイメージです。このときに,ICTの録音機能を活用したり,絵カードに音声を入れたものを子どもの手元に配っておくという実践は最近よく聴くようになっています。
〇今日は、とても有意義で貴重な2時間、本当にありがとうございました。
今回の English Cafe で、特に勉強になったことや気付き(振り返り)、以下の通りです。横手先生の、ホンモノを志向する(大切にする)とのメッセージ、とても共感致しました。私も、できるだけ“真正性”を意識して、これからも授業に臨むようにしようと、思いを新たにしました。
田中先生の、(例えば、自動翻訳機などで検索して出てきた)難解な単語などは、簡単な言葉に置き換えたらどう表現できるかを考えさせてみるとのこと、これまでの私には無い発想で、大変便利になりました。
恩地先生からの、友達のスピーチをちゃんと聞きなさいと強制することなく、聞きたくなるようなスピーチをさせるのは教師の力量とのご指摘、実践するのはなかなか難しいですが肝に銘じました。
Speech test (challenge)の評価に関しては、ここで簡単には書き切れない多くの示唆を頂きました。
自動翻訳機の活用の仕方に関しても、田中先生からの情報含めて、改めて考えてみる良い機会になりました。引き続きよろしくお願い致します。
〇今日は、いい研修の場を与えてくださり、ありがとうございました。
横手先生:
一番心に残ったのはスピーキングテストでなく、「スピーキングチャレンジ」という言葉を使っていることです。現在、私は支援員として中学校を定年退職され、小学校専科2年目の専科と働いています。
私自身は3,4年にその専科と一緒に授業し、5年の授業はALTと専科が指導案を考え、授業されているのを空き時間があれば見学させてもらっています。
先月、5年生が研究授業があり、研究授業に向けたアンケートで7割の5年生が外国語が嫌いと答えており、衝撃を受けました。
毎ユニット、最後にクラスの前でペア(前回は一人)でスピーチ発表させており、児童は、目線が専科と合わないと厳しく指導を受けています。
私は、厳しい指導(どうしても、専科は中学校レベル目線)と毎回クラスの前でスピーチ発表という負担が、英語嫌いにつながっているのではないかと思いました。もちろん、それだけではないと思いますが。
なので、部外者の立場となるけれど、5年生をなんとかサポートしたく、「毎回クラスの前でスピーチ発表ではなく、ユニットごとにALTと一対一で会話や、グループ発表などはどうか」と提案したばかりです。
今日のお話を聞いて、子供たちの負担を減らすためにも「スピーキングチャレンジ」という言葉を、提案したいと思いました。
ALTと一対一のスピーキングチャレンジを行っている学校がたくさんあったのも、参考になりました。
ALTからの不意の質問については、サポートが必要な児童については、あらかじめチェックし、ALTに伝えておくのはいいなと思いました。
田中先生:
間違えることより、「相手に伝わること」を大切にしたい、という言葉が心に残りました。
スライドに英文を打たせ、そのスライドを用いてALTへのプレゼンテーションは、児童によっては、スピーチというより、その英文を読んでいる?と感じたものもありましたが、この体験を重ねていけば、英文を打っていたとしても、そちらを見て言うのではなく、ALTを見ながらプレゼンできるようになるのかな、と思いました。
おとなしい児童が、ALTに向けて一生懸命プレゼンテーションしていたという話は、とても心に残りました。
この方法についても、ぜひ5年専科にお伝えしたいと思いました。
私自身は、元中学英語教員で、将来的には小学校英語専科として働きたいと思っており、研修で学ばせていただいています。
毎回、とても勉強になります。本当にありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。
〇この度はありがとうございました。
横手先生
この度は貴重なお話ありがとうございました。
先生のお話を受けて、私自身が「言語活動で大切にしていることは何だろう?」と考えることができました。思わず「ホンモノ、反応、伝わるよろこび」をメモしてしましました。勤務している学校にALTがいないため、気軽にホンモノを感じる授業をすることが難しい状況です。しかし英語での授業を通して少しでもクラスの中で子供たちがお互いのことを知れる、英語でのコミュニケーションを楽しめる時間になるようにしていきたいと思いました。紹介してくださったゲームを全く知らなかったので参考にさせていただきます。
田中先生
この度は貴重なお話ありがとうございました。英語辞典の普及もない中、教科書で求められる内容が高度のため、現状として私もグーグル翻訳を使わせていました。
今回先生のお話を通して、実際に悩んでいる話題の議論が聞けてとてもよかったです。
ボキャブラリーよりも、必ず教えないといけない表現を定着させることが大切だと思っていたので、難しい単語は日本語で言わせてしまっていました。今回話題にあった簡単な日本語に言い換えることは実践していきたいなと思いました。
ICT(グーグルスライドなど)を活用させると、どうしてもふりかえりがICTのことばかりになってしまい、本来の外国語のふりかえりが欠けてしまうことが多い現状です。先生の実践を聞きながら、「相手意識」の点からスライドを使わせる意味について子供たちに伝える必要があったと反省しました。
もしも可能であれば、田中先生に単元末のふりかえりでどのような質問をして、子供たちに振り返りを書かせているのか伺えたら幸いです。
また是非参加させていただきます。
よろしくお願いいたします。
〇この度は初めての参加でした。とても学びのある時間で感謝です。
評価方法で、ルーブリックを、
目の前にいる子ども達がワクワクするようなプレゼンや授業を展開
実践を紹介していただいた先生方ありがとございました。
〇先生方の実践が素晴らしくて私には刺激的でした。
横手先生は中学校での経験を活かして、小学校にそのエッセンスを入れて取り組まれていて、子ども達がしっかり英語の力をつけていてすごいと思いました。反応の練習など日々されていることが、ALTとの自然な会話につながっていると感じました。
田中先生は子どもの実態に合わせて、子ども達が無理なく学習を楽しめるようにされているところがとても勉強になりました。先生の愛情ある温かい話し振りなどで、子ども達が安心して授業に取り組んでいる様子、私も見習いたいと思いました。
そのあとの討議では、先生方が色々な手法、道具を使っておられることに気付かされました。自分の授業を振り返り、なぜそうしているのか、意識せずに同じパターンで教えていることが多く、反省することばかりでした。学んだことを活かしたいと思います。
【編集後記】
今回も具体的な,そして熱い思いのこもった振り返りを送ってくださり,ありがとうございました。
今回お話をしてくださった横手先生は,中学校にご勤務されながら,本校(熊本大学教育学部附属小学校)の研究発表会に足を運んでくださり,赴任して間もなかった私に,授業後にお言葉をかけてくださいました。中学校の先生が一緒に小学校の外国語教育を前向きに,かつ温かく見守ってくださっている,ということを感じ,大変勇気づけられた出来事でした。その後も,実践されたことを教えていただいたり,わたしの挑戦を聴いていただいたりと,同志としていつも支えてくださる先生です。
また,田中先生は大阪からオンラインで実施した,本校の研究発表会に参加してくださいました。事前に公開していた授業動画を見てくださり,研究会前日に温かく,熱いメッセージを,わたしと学級の子どもたちに送ってくださった先生でした。なにかと苦しいコロナ禍の日常でしたが,あるいみコロナ禍だからこそ出会うことができた方だと思いますし,いつか直接お目にかかることができたらと,ご縁に感謝しています。
今回ご参加くださった先生方の振り返りから,各学校,現場で奮闘しておられる先生方が集って,悩みやがんばりを共有でき,ちょっぴり楽しかったなーとエンパワーできていたらと願います。こうして言葉にすることは,結構「めんどう」かもしれませんが,「言葉にする」ことで思考が整理され,他者と分かり合うことができるようになると信じています。(とは言え,おいそがしいときは無理なく,です )
では,またお会いできますことを楽しみにしています!次は,11月20日(土)13:00〜です☆
髙田 実里
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