3年 Let's Try! 1 Unit 4「ねえねえ,ピーマンが "Green pepper" ならさあ・・・」
公開日: 2019年8月31日土曜日
8月22日の公開授業の日,Do you like--?
I like --.
I don't like --.
授業の終末に
「こんな表現って,生活の中でどんなときに使えそうかな?」
と子どもたち尋ねました。
「なんか,食べ物を注文するときとか?食べ物やさんでさ。」
「ああ,たしかに。」
「あ!お買い物するときにも,使えるんじゃない?」
「うんうん,そうだね。」
授業中に子どもたちからは,こんな言葉が返ってきました。
次の外国語活動の時間。
買い物で使えるんじゃないかなあって,言ってたよね。
わたしね,Jason(ALT) と 時々ご飯を食べることがあるんだよ。
"Jason! Let's have home party! So, let's go shopping!"
そう言いながら,お買い物場面をわたしとJasonの2人でスキットにして,やりとりを始めました。
子どもたちは,ニコニコして,わたしたちのやりとりを見ています。
(仲いいなあ。何買うんだ?)っという感じで。
私:Do you like potatoes?
Jason:Hmm... it's okay, I like that a little.
とちょっと渋い表情。
子どもたちと目を合わせながら,,,,
んー,買い物かごには入れない。
いまいちっぽいしね。
次,
Jason:Do you like carrots?
私:Yes, I do! I like carrots!
Jason:Great!(かごに入れる)
次,
私:Do you like chiken?
Jason:Ooh! I love chiken!
私:Nice! I like chiken, too!(かごに入れる)
私:こういう食材で,,,What menu? 作れるかなあ。
そうつぶやくと,Jasonが,
"Spanish chiken! It's delicious!"とメニューを一緒に考え,教えてくれます。
このやりとりをじいっと,にこにこしながら見ていた子どもたちは
C:「ぼくたちもやる!」
C:「もう少し,いろんな食べ物を知らなくちゃ!」
C:「うん,野菜の言い方,先生!」
私:「少し紹介するね。」
と言って,いくつかの野菜と,chiken, fish, beefなどの英語表現を紹介しました。
英語は学校でだけ学習している,ある女の子が,
「ねえ,先生,さっき,ピーマンをGreen pepperって言ってたでしょ。って言うことは,パプリカはさあ,Colorful pepperかなあ?」
なんだかうれしそうに,でも迷いながら,話しかけてきました。
わたしもパプリカのことは分からなくて,
「たしかに!Green pepperから繋げて考えたんだ!そうかもしれんねえ。今度,Jasonに聞いて確かめてみる?」
「はい!ちがいは色んな色があることくらいだし...」
こんなやりとりでその日は終えました。
まだ,ALTに確かめていませんが,来週が楽しみです。
ピーマン一つとっても,Green pepperと表記してある辞書もあれば,Bell pepperと書いてあるものもあります。
パプリカも,調べてみると,国やその人によっていくつか表現があるようです^^
でも,子どもが既有の語彙や表現を,新たに学習した言葉と関連付けて,これで伝わるんじゃない?と遊び心をもって楽しそうに考え出している姿は,本当に素敵な学びの姿だなあと思います。
パプリカを Colorful pepperと表現してみること,思いも付かなかった。
きっと,伝わるんじゃないかなあ。
言葉やコミュニケーションのおもしろさを実感するって,こんな思考とコミュニケーション体験の往還の中に生まれてくるのではないか,そんなことを考えたエピソードでした。
TAKATA, Misato
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