うれしいこと

公開日: 2020年12月7日月曜日

 理科専科の教諭が,担任している学級の子どもたちと一緒に「マイガーデンプロジェクト」に取り組んでいます。


自分で好きな植物の種子を選び,教師はそれに応じて種子を用意し,どのような場所に置くか,水の中?土?脱脂綿?さらさらの砂?どのような材料を使うかも,子どもたちが考えていきます。


ある日,教室には,amaz〇nの段ボールが置いてあり,「あれれ,置きっぱなしにしちゃったっけ?」と箱を開けてみると,中にはガラスの皿の中で水に浮いている大豆があったり・・・笑


思うように芽が出なければ,どうしてだー!?となり,水が足りないのかな?寒いからかな?それとも日光が必要?とぐるぐる考えていきます。


時には班の友だちと「暗いところに置いてたからじゃない?」「温度が高すぎたからじゃない?もう少し涼しいところに置いたら?」なんて,おしゃべりしながら。その中に,理科の生命領域で働かせる見方・考え方が表出する。



とってもありがたいことは,その先生が,子どもたち一人一人を大切に見てくださっていることです。


今日の〇〇さん,本当にいい表情してたよね!気付いた?

ようやく発芽したのを見つめながら,種子の殻がまだ付いてたから,「これをとってあげなくちゃ,葉が広がらないかもー!」って。

「葉が傷ついちゃうかもしれないから,そっとしておいたらー?」

って言ったのに,じーっとじーっと見つめながら,なんだか触ってたんだよー,ずうっと。


と,わくわく,うきうきしながら,子どものことを話す。


そしたらさ〜・・・



一緒にこんなにわくわくしながら,おもしろいよなーって言いながら,子どもたちの思考に思いを巡らせ,

「担任としては見逃せなかったんだよな〜,反省。」

なんて言いながら,明日の子どもたちとのかかわりを思う。



今日も授業を観察させていただいたあと,放課後トークの中で,

『教科担任制もわるくないのかもしれませんねえ』

なんていう話になったのですが,

『前提として,教科の担任だ。この教科を教えるんだ,というスタンスではなく,子どもたちを大切に,一緒に見つめていくbuddyとしての,教科担任であること。これが欠かせない感じがしない?』

という話になりました。


子どもが見えていなくては,どんなにプロフェッショナルでも,学びはおもしろくならないと感じます。子どもを大切に,ともに,見つめる。

だからこそ,教科の専門性や教師個人のつよみも生きる。



そんなことを,お話ししながら考え直す,幸せな時間でした。



外国語専科

という立場,役割,立ち位置が,日に日に確率されている昨今。


子どもの反応や表情に目を凝らし,一緒に笑い,一緒に驚く。

一緒に感動する。


そのことを,改めて大切に考えたいと思います。



TAKATA, Misato

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