熊本の私立学校の校内研修会(外国語)に参加させていただきました。

公開日: 2019年4月10日水曜日

3月の末に,熊本市にある私立の中学校・高等学校の外国語科の先生方の研修会にお招きいただきました。

教育について,様々な改革が図られる中,外国語教育においても学習や指導の在り方自体のパラダイムシフト(価値観や思想の大きな変化)が求められています。

これまでの教育において充分ではなかった,現実的な状況の中で子どもが英語を使ってコミュニケーションをとりたい!と思う学習を重ねていくことが求められています。

今回の中学校・高等学校の先生方は,まず,小学校の外国語教育がどのように行われているのか,現在の附属小学校の取組や公立の小学校での取組について知りたい,とご相談いただきました。

子どもたちが音声を中心に,日常的な題材や子どもの生活経験や思考に沿ったコミュニケーション活動を体験して学んでいること。
自ら英語の言葉について意味を推測したり,外来語と比較しながら使い方に気付いたりしていくことが求められていること等をお伝えしました。

もともと英語の指導の専門ではない教師もいる中で,学校によって取組にちがいがあるのではないか,等のお尋ねもいただきましたが,わたしの経験則と,昨今の研究結果から,小学校の先生方で外国語教育の経験を重ねていくうちに,子どもの英語によるコミュニケーションを丁寧にみとり,楽しみながら指導しておられる先生方がたくさんいらっしゃるということも伝えました。

現に,学級で尋ね合うベースがある学習集団では,教師の英語教育の専門性云々ではなく,共に問題を解決しよう!とか,なんとか相手の思いを聴き取りたい!という子どもの意欲はとても高いと感じています。

終始和やかに,そして熱心にお話を聴いてくださり,そしてお尋ねもくださいました。


今回のように,中学校や高等学校の先生方が,小学校の現状について関心を高めてくださり,交流していただけることに,深く感謝しています。そして,今後もこのようなつながりを大切に,共に学び合える関係の中で子どもたちのことを見つめていけたらうれしいと思っています。


 TAKATA, Misato
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