What games do you have? コミュニケーションは感動ある体験から
公開日: 2017年1月11日水曜日
1学期から2学期にかけて "Do you like --?" "What do you like?" "What color do you like?"などの表現に親しんできた子どもたち。2学期の後半では、"What games do you have?"というフレーズを主表現として、附属小の運動会を、アメリカに住む友だちに紹介する活動を行ってきました。
方法は、ビデオレターのやりとりです。
夏休みに、アメリカに転校していった友だちの友だち(アメリカ人)や、わたしの大学時代の友人(日本に関心のあるアメリカ人)を相手に、"日本の運動会" "附属小らしい体育祭の様子" を伝えようというわけです。
ビデオメッセージという方法を選んだのには、いくつか理由があります。
まず、相手が明確に見える、ということ。コミュニケーションが一気に現実味を帯び、子どもたちの意欲はぐんと高まります。
次に、やり直しが効く!というよさがあるからです。子どもたちが納得のいくまで何度も撮り直すことができますし、撮り直すということは、子どもたちに何度も発話する機会を与えるということにもなります。
子どもたちとすると、相手意識が高まれば高まるほど、よりよい動画をとりたいという気持ちが高まりますので、 主体的に何度も練習したり、動作を付け始めます。
本校の体育祭にある「チョモランマ」という競技 |
題材としては、子どもたちが「本当に伝えたい・教えたい競技」を選べるようにしました。チョモランマは多くの子どもが選んだ競技でした。オリジナル性や、がんばって練習した体験、感動が、子どもたちをコミュニケーションに導くのだと考えます。
"What games do you have?" に答える "We have ---."の表現を扱いながら、附属小体育祭の真剣な雰囲気や、みんなでたくさん練習することなどが言語表現として加えられていきました。
その根底には、「文化のちがいや共通点」「相手と自分の知識や考え方のちがい」などがあり、子どもたちがそのような認識をもち始めたとき、語彙表現はより豊かになると考えています。
次は、どんな方法で、子どもたちが語や表現を獲得したり、工夫したりしていったのか、をお伝えしたいと思います。
2月10日(金)の研究発表会の案内です↓外国語活動も、教科化を見据えた実践を提案します。ご質問などありましたら、遠慮なくemailをください。
http://elem.educ.kumamoto-u.ac
Thank you for your reading until here, and happy new year to you all!!
今年もよろしくお願い致します。★★
Elementary School Attached to the Faculty of Education, Kumamoto University
(熊本大学教育学部附属小学校)
TAKATA, Misato(高田 実里)
(熊本大学教育学部附属小学校)
TAKATA, Misato(高田 実里)
email: misatot0315@gmail.com
tmisato@educ.kumamoto-u.ac.jp
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