【授業実践記録1】4年生 Unit 7 What do you want? ~大事にしてほしいな~

公開日: 2025年11月8日土曜日

 外国語活動・外国語科の福永です。

Unit 7の単元開きをしました。まず、Unit 7の単元の名前”What do you want?”を黒板に書くと、

えみ:何が欲しい C:えっ何が欲しい?

たいき:ぜったいクリスマスだ!

と早速やる気満々の子どもたち。

T:覚えてる?”What do you want?”したの、3年生のとき

ALT:あ~、What do you want? like a shop, blue triangle, yellow star...

かん:白い紙になんか貼って… CC:あ~!グリーティングカード!

実は彼らは3年生のときに、Let's try! 1のUnit 7 This is for you. でお店屋さんの活動の中で英語表現を使いながらやり取りをして、クラスの友達が喜ぶグリーティングカードをつくっています。

(ブログのバックナンバーにも掲載しておりますので、ぜひご覧ください→【授業実践記録0】3年 Unit 7 This is for you. ~単元を構成するにあたって考えたこと~|外国語活動・外国語

ここで、昨年度の実践のまとめでつくった掲示物を黒板に貼りました。

T:色とか形とか大きさのときに、グリーティングカードを使って…

りんた:Big blue triangleとか T:そうそう!

りょうた:これのハロウィンバージョンつくりたいです!

CC:ハロウィンじゃない、クリスマス!

りこ:「体育祭終わってもよろしくお願いします」とか?

T:あ~それもいいかもね

と、早速この単元でどのような活動ができそうか、子どもたちと一緒に考えていきました。

私はここで、3年生のときのグリーティングカード渡しの時に感じた思いを想起させたいというねらいから、子どもたちにこのように尋ねてみました。

T:みんな(グリーティングカード)渡したじゃん、誰からもらったか覚えてる?

CC: はい!覚えてますよ! りょうた:あげた人ももらった人も覚えてます!

りんた:さやちゃんにもらって、あやちゃんに渡しました

T:あやさんにあげたとき、どんな気持ちしたか覚えてる?他のみんなも一緒。あげたときとか、もらったときにどんな気持ちだったか、思い出せる?

りんた:もらったときはなんか、一生懸命かいてくれたんだなーって。

T:だって、さやちゃん。

さや:(ちょっと照れたように)にこにこ

T:(グリーティングカードを)あげたときの気持ちは覚えてる?

りんた:う~ん、、、 C:あげたときはめっちゃ緊張した

やまた:先生その時の感情を色で表せます!輝きの白…黄色とピンクと白が合わさった色。

りょうた:はるたくんとひかるさんにもらって…であやみさんにあげました。えっと、もらったときは大事にしたいなっていうか、ゲットだぜというか。で、あげたときは、大事にしてほしいな。

贈り合った経験を想起させ、そのときの気持ちを言語化する場を設定することで、温かい気持ちだったり、活動をしてみてよかったなという気持ちだったりを高めてこの学習のスタートを切ることができればと思いました。



T:さいごに、そういう食材とかを使って、なにかつくってカードとして渡せたらいいなって思うんだけど、やまたさんがさっき言ってたのはフルーツ?

りこ:相手が好きそうなやつ T:相手が好きそうなものを予想する?

CC:え~!予想は難しい。合ってなかったら…

T:前つくったグリーティングカードは、リサーチしたでしょ、好きな色とか、好きな形とか、好きな大きさとか

えみ:なんかお店で食材集めてそれをペタペタ貼っていくとか

T:あ~先生も同じようなこと考えてた(板書にケーキを書く)

そら:ケーキによってのせるものを変えた方が良いと思う

T:それ誰のため?  そら:相手のため

その後、教師から誕生日ケーキを提示し、板書をしながら「4-1オリジナルフルーツケーキをつくろう!」というゴールを決めていきました。そして、ケーキをつくるまでの過程を考えていきました。

T:さっき、お店みたいに集めるかって言ってくれた人いたんだよね、どんなお店があればいい?ケーキをつくるためには…

C:フルーツ CC:ろうそく!!!

そら:ケーキにかけるなんか、あの… さや:(ジェスチャーしながら)こんなの

T:あ~、デコレーションみたいな?

りんた:誕生日ケーキなら10歳だから1と0、でも4-1オリジナルケーキだから4と1を書いてもいい

りんた:お皿がないと! なな:スポンジがないと!

と、お店の種類もたくさん出てきました。


その後、副教材に載っている食べ物の名前を、ALTと子どもとrepeatしながら、英語表現を確認していきました。

と、ここで子どもたちに

T:でもこれ予想するの難しいよね?ある程度調査はしたいよね。実はこの教科書にパフェがのっています。例えば、まずケーキづくりの前に、ちょっと練習でパフェづくりをして、教室のこの辺にバーッと貼っとく。そしたらパフェから予想できるんじゃない?

CC:ほうほう

T:下調べがないと、誰が何が好きか分からないじゃん、だからヒントになるものを教室に飾っとくとヒントになりそうじゃない?


そして、副教材の後ろのフルーツのカードを切り取り、次のパフェづくりに使うことを子どもたちと確認し、振り返りを書いて授業を終えました。子どもたちの振り返りは

食べ物の英語表現に触れたことで、音声面の気付きがあった子どもや


パフェの具を何にしようか考えている子ども

ケーキづくりの際にどのようなお店があればいいか考えている子どもがいました。


 この単元の主張として、子どもたちの「もらって嬉しい」「渡して喜んでもらえて嬉しい」という活動への思いを高めたうえで、活動の内容を考えることで、子ども主体の単元を構成することができるのではないかと思っています。そのため、本時では子どもたちの思いを表出する時間にしました。
 しかし、子どもたちの学習経験がふんだんにあるため、それをどのように集約していくのかが難しいと感じました。また、活動とそこで使う既習表現との結び付きは、子どもはまだ自覚することができていないので、次時ではパフェづくりを通して英語表現に慣れ親しむ場を設定していこうと考えています。




最後までお読みいただき、ありがとうございました。

外国語活動・外国語科  福永 真紀子
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