【御礼】研究発表会へのご参加ありがとうございました!

公開日: 2018年2月21日水曜日

2月9日(金)はたくさんの皆様に本校の研究発表会にご参会いただき、本当にありがとうございました。

外国語の授業、そして分科会にも、本当にたくさんの、そして多様な立場の方々にご参会いただき、意見やご感想、そして質問をいただけたことに感謝しています。
大学生、プライベートの英語教室の先生、小・中・高の先生方、大学の先生方、そしてALTの参加もいただきました。
様々な立場や経験だからこそ、多角的に考えたり、疑問をもったりすることができたと思います。また、みなさんのお言葉や考えが鋭くもありながら、とってもあたたかく、柔らかかったことも印象的でした。

参会の皆さんからいただいたご意見やご感想についての具体例をいくつか紹介させていただきます。

○子どもたちと一緒に単元の計画を作っていくという考えがとても新鮮でした。子どもたちの普段の様子をよく理解し、受け止めているからこそできるのだと感じました。授業の中でも、子どもたちがいきいきと見通しをもって活動を行っていました。
→(お返事)子どもと単元を作る、と言っても、教師として子どもたちにつけてほしいと願っている力や考え方は明確にもっています。この段階を忘れてはならないと思いますが、子どもたちは、普段の生活やこれまでの外国語または他教科での学びから、どのように言葉を聞ける、言えるようになるかな、と考える力をもっています。活動のわくわくするアイディアも、教師にとっては思いも付かない面白いものもたくさんあります。それらを取り入れたり、アレンジしたりすることは、子どもにとっても「自分の考えは学ぶことに価値あるものとして取り入れられた」という経験にもなり、より意欲的に学習に向かうと捉えています。(今のところ)まだまだ、実践を試行錯誤していきたいと思います。ありがとうございました。

○外国語と他の教科の授業も参観したが、課題が黒板に提示されていなかった。この学校はそういう風に授業を進めているのだろうか。
→(お返事)他の教科での授業の状況は分からないのですが、外国語の本時では、次のように考えていました。
「黒板に課題を提示するがどうか」ということではなく、全員が「本時でどんなことを考えて、試したり挑戦したりするのか」を理解できているか、が重要だと捉えています。子どもたちの反応や間に応じて、板書に示そうと考えていましたが、子どもたちが「どのように表現すれば相手に自分の欲しいものをより正確に伝えられるだろう」という視点をもち、話し合いが活発になっていきました。それを止めてまで教師が「板書する」ということにこだわることは、子どもの思考を途切れさせるかも、と考え、本時は子どもたちが課題を捉えている姿があったので、書きませんでした。 疑問や感じたことを書いていただき、ありがとうございました。

○子どもたちが日本語で話し合う場面もしっかりあり、驚きました。しかし、そのあと子どもたちは、話し合ったことをもとに、英語での表現を工夫したり、実際に相手により伝わるように、言葉やジェスチャーなどを変えて試していったので、このような外国語の学習の仕方もあるのだと感じました。
→子どもたちが「相手に伝わらないことへのもどかしさ」や「相手の言っていることが分からなくて失礼なことしちゃった」という困りごとをもとに、こんな表現にしてみたら、きっと伝わるよ!と話し合って行く場面は、日本語(母語)での素地や思考があるからこそ、その答えが探究されていくこともあると考えていました。参観していただいた先生から、客観的な感想をいただけて、有り難く思います!


みんなでもっているものを持ち寄って、考えを創り出していく“コミュニケーション”だなあと感じました。

これからの先行実施に向けて、まだまだ実践と省察を繰り返して行っていきたいと思っています。

今月のEnglish Cafe(外国語教育にかかわるコーヒーを飲みながらの学習会)では、来年度に活かせる年間指導計画を、参加者のみなさんと作成してみたいと考えています。
それぞれの学校に持ち帰っていただき、修正したり実践したりしながら、これからに向けてよりよいものを創っていけたらと楽しみに思っています。

また情報を発信していきますので、よろしくお願いします!


TAKATA, Misato
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