難しい、かんたん!おもしろい。子どもの思考に寄り添う②
公開日: 2017年4月6日木曜日
4月に入り、ようやく桜の花が咲いてきました。地震による被害で傷んだ熊本城を、癒すかのように、武者返し(石垣)の周りの空気がやさしく色づいています。
さて、年度末の整理をしていると、外国語を一緒に学習している子どもたちの教室から、面白いものを発見しました。
左下にあるのは、屋台の看板なのだとか。この日のために、休み時間も使って手作りです! |
それらが大切そうにとってありました。
授業後の感想のなかに
「熊本や日本の郷土料理について、英語表現を子どもが考えるなんて、非常に高度な内容で、よく鍛えてあるなと思いました。」
という発言をいただきました。
鍛えた、っけ?
というのが、正直な感覚でした。
鍛えたというより、子どもたちは、わたしが予測するよりもぐんぐん深い内容を、自分たちで調べたり、ALTやわたしに尋ねたりしながら、英語表現や伝える内容を得ていきました。
例えば、上に載せている写真の、右の女の子。
タイピーエンの具材について伝えなきゃ、おいしそうって、関心をもってもらえない!と考え、卵、春雨、イカ・・・などの材料をどのように表現するのか調べ始めます。
しかし、辞書だけで調べるのではなく「もうすでにもっている知識も使える」し、そっちの方が発音もわかる!という考えから、
写真のようにジェスチャーを加えながら、
Squid(イカ) という表現の代わりに、 Pyramid head fishと表現しています。
ピラミッドっぽい頭の魚・・・
ん?
もしかして・・・
なんのことだか
一緒に考えたくなりませんか。
「難しい」「高度すぎる」という感覚は、もっておいて、必要に応じて活動を調整することは大切だと考えますが、子どもにとって「知りたい」「聴きたい」「話したい!」このような欲求は、大人が思う「難しい語」「難しい文法」「難しい表現」をするりと越えていくような感覚を覚えます。
子どもたちの真のコミュニケーションを一緒に楽しみながら、語や表現、人とのやりとりや伝え方について、学んでいきたいなあと思います。
Sakura is now brilliantly beautiful around the Kumamoto Castle!!
Please visit here whenever you have a chance!
ぜひ、さくらの美しい熊本へおいでくださいませ。
TAKATA, Misato
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