write English. と draw picture. どっちも同じ「かく」じゃないの?

公開日: 2018年10月9日火曜日



(エピソードは事実ですが、子どもの名前は仮名です。)

5年生で Can/ Can't の表現を使って、友だちのできることやできないことをインタビューし、それを "Friend News Project Ⅱ"として発表会をする計画を立てています。

インタビューをするためには、様々な動作や行動を表す言葉を知っている必要がある!と考えた子どもたちから、「尋ね方がまだ分からない!」「尋ね方もそうなんだけど、答え方も知りたい・・・」という思いが出されました。

そこで、子どもたちが実際に使うんじゃないかなと思われる語彙表現を、事前アンケートをもとに選び、色々な英語表現の意味を考えていきました。

その中で、こうたさんが発表しました。
こうた:Draw pictureの方は、絵をかく「かく」
    Write 〜の方は、文字をかく「かく」
    そんな意味の違いがあると思いました。
りゅう:え、かくはかくなんだから、どっちも同じじゃないの?
ゆうと:いや、よく考えて。日本語でも、分けて書くじゃん。
    ほら、「書」の方は、書道とか、文字を書くとき。
    絵をかくときは、なんか、てへんのさ、変わった文字使うよね。
子ども:うんうん、たしかに。
りゅう:書くと描くか。なっとく。

英語の単語を教師が一方的に読み聞かせ、意味まで日本語で伝えていては、このような子どもたちの「気付き」や「疑問」が生まれません。

りゅうくんは、疑問に思ったことや気になったことを、素直につぶやくことができる人です。時には、あまりに率直な疑問に聞こえるので、周りも悪気なく、くすっと笑うこともあります。

しかし、そんな素朴な疑問やつぶやきにこそ、「分かっているつもりだった」ことを気付かせ、考えを整理させてくれる種があるように感じます。

外国語の単語や表現も、単に暗記して再生するだけではなく、子どもが使いながら意味合いを推測したり、本当に言いたいことをもっている知識をフル稼働して考えたりする、思考する学びを目指したいと思います。

子どもたちのやりとりを聴きながら、改めてそんなことを考えた本日でした。


Thank you very much for your reading!
Some parents told me that they enjoyed reading this blog!
It encourages me so much :)

ありがとうございます!

TAKATA, Misato
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