2024研発単元【授業実践記録4】Unit 9 Who are you? ~出題してみて分かること~

公開日: 2025年2月18日火曜日

 外国語活動・外国語科の福永です。

いよいよクイズ大会です。その前に、第4時のはじめに”How was your 研究発表会?” とALTと一緒に尋ねると

りんた:たのしかった!色んな先生に見てもらえて…

あらと:全然緊張しませんでした!

はなこ:たのしかったなあ

C:知っている先生にも会えて嬉しかった

と、思い思いの感想を話してくれました。子どもたちの中で一つ、大きな節目を迎えた感じがしました。

Unit 8 What's this?の単元でもクイズの出し合いっこをしましたが、その時は子どもたちと一緒に考え、班対抗で正解を競いながら活動しました。しかし今回は班で競うというよりも、その人のことがよく分かったり、出題した子どもも答えになった子どもも嬉しくなったりすることを大切にしたいと考えたため、私の思いも話しながら、子どもたちにどのようにクイズを出し合うかを考えていきました。

T:今回は前回のクイズと違って、今回は、クイズを終えた時にこうたさんが『「やってよかったな」って思えたらいいな』って言ってくれてたよね。他にも、おんさんやりんたさんも、もっとその人のことが知れたり、関わりが深くなっていったりしたらいいなって言ってくれてたでしょう。

T:だから前回みたいに班で競うというよりも、みんなで考えて、答えが分かってたのしいってしたいんだけど、みんなはどう思う?

CC:賛成です! CC:そっちの方がいいと思います

という子どものリアクションが返ってきました。それと共に

そら:えでも先生、クイズ出すときってなんて言うんですか?

とのお尋ねも。そこで、クイズを出題したり、答えたりする表現を子どもと一緒に練習しました。やり取りの流れは以下の通りです。

みんなで:Who are you?

出題者(教室前方で):Hint 1 I ---. Hint 2 I ---. Hint 3 I ---. (答えになる人になりきって)

~(子どもたちの様子を見ながら)Thinking time~

出題者:Who am I? 答える人:Are you ---さん?

出題者:(合っているとき)Ok! / That's right. / Good!

(おしいとき)Close.

(間違っているとき) No, sorry.

間違っているときのリアクションの表現を考えていると、子どもが

C:強くNo! って言われたら悲しい

と言っていました。そこで子どもたちが考えたのが「ちょっと申し訳なさそうに"No sorry."」でした。この表現はUnit 6 や Unit 7のお店屋さんの活動でも慣れ親しんでいます。

クイズ大会では、こんな場面がありました。

みんなで:Who are you?

やまた:Hint 1 I have blue nickname tag. Hint 2 I like books. Hint 3 I'm ponytail.

やまた:(ちょっとみんなの様子を見てから)Who am I?

りんか:Are you ゆうさん?

やまた:That's right! CC:お~!すごい!! C:私もゆうさんだと思ってた!

ここで、私から

T:どのヒントが「ゆうさんだ!」って分かったの?

と尋ねると、

りんか:本が好き、は分かりやすかったです。だっていつも図書館に行ってるし、一つ結びもしてるから。

と、日頃の様子や特徴から答えを導いていた様子でした。

一方で、次の出題者のやりとりでは、少し難しそうなヒントも出ました。

みんなで:Who are you?

はる:Hint 1 I like Origami. Hint 2 I'm a boy. Hint 3 I have blue nickname tag.

CC:えっ…誰かな…

分かったようで、分からない様子も見られたので「フロアから尋ね返してもいいよ!」と伝え、”I have a question.”といい、日本語も交えながら

さち:Do you have a glasses? と尋ねると、"Yes."とのお返事が。

はる:(ちょっとみんなの様子を見てから)Who am I?

ひさし:Are you あつさん? はる:Yes! CC:おお~!!!

と、ここで、出題者のはるさんが「ヒント分かりやすいと思ってたんだけどな」とぼそっと話してくれました。そこで

T:みんな、誰かなってちょっと迷った? と聞くと

りんた:折り紙が好き、は分かったけど、折り紙係何人かいたから迷った

りょう:結構みんなblue nickname tag持ってるからな

T:じゃあ「絶対あつくんだ!」って分かるためにはどんなヒントが考えられそう?

えみ:メガネの形とかはどう?

C:あ~けどメガネの形ってみんなまあるくない?

C:じゃあかけるところの色は?

と声がかかると、メガネをかけている子どもはメガネを外しながらテンプルの色を確認する姿が。私もそこまでは気付かず、おもしろい!と感じました。

C:ねえあつくんのメガネのかけるところblackだからそれを言えばいいんじゃない?

T:お、ってことは"I have black glasses."だね!

と、クイズを出し合っている間にも、子どもたちの「こんな風に言ったら伝わりそう」の場面に出合うことができました。

子どもたちの振り返りには

出題したクイズに対して「実はこれも知ってるよ」と思いついた子どもや

友達との関わりをもう一度思い返す子どももいました。だんだんと「ぴったり」感に近付いている様子の子どもたち。次のクイズ大会もたのしみです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
外国語活動・外国語科 福永 真紀子


 

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