「即興性」について考える。

公開日: 2018年4月7日土曜日

本校では3月16日が修了式でした。
今年度一緒に過ごした3年生の子どもたちのことを思い返しながら、年度末の整理をしました。そして、今年度に向けての準備を進めています。

さて、研究発表会の授業、そして分科会の感想に“即興性”について言及してくださった方がおられました。
“子どもたちがその場で相手の反応を見ながら、対応を変えたり言語表現を考えなければならない場面もあり、即興性のある活動になっていた”と、客観的に観ていただき、感想を書いてくださいました。

子どもが自分の本当にほしいもの、本当に手に入れたいものを相手に伝えようとするとき、それがすんなり得られるとは限りません。時に自分が欲しいものは品切れであったり、見た目にもよりよいものに交換してほしいと思うようなものが回ってくるかもしれません。しかし、だからこそやりとりが“オーセンティック”なものになるし、その時その時の対応力が試されもします。

春休み期間に参加した「即興型英語学習」のセミナーでは、そのような即興的な遊びや場面を設定し、楽しみながら表現するための工夫をたくさん学ぶことができました。

“即興的でないコミュニケーションなんて、現実にあるかな?”

講師の先生や参加者との交流の中で、このような声もきかれました。
外国語によるコミュニケーションの学びは、わたしたちの日常に、即座に、直接的につながらないものが多くあります。英語を日常生活で使用する場面はほとんどありません。だから、活動や場面設定も、”つくられたもの”になりがちで、トレーニング的になったり、教え込むようなレッスン的になることも多くありました。

その時その時にどんな反応がおこるか分からない、即興的な視点は、コミュニケーションにおいて本来当たり前のことだと考えますが、学ぶ場面では扱いにくいものになっていたのではないか、と感じます。それは、指導する者にとって、対応が難しい(と思われている)のも一つの原因ではないか、と思います。

今年度の外国語の実践を考えていく中で、子どもたちがよりリアルに、その時その時の対応や反応、言葉によるやりとりを考えていけるような学びも、視野に入れて実践を進めてみたいと考えています。

うむむ、楽しみです!

Thank you very much for your reading this essay :)
Finally we are starting the new semester, and the new curriculum of English Education!
I am so excited!

TAKATA, Misato



"あ、Light greenはある。"
"Light green paper, please?"
*動画には足しか映っていませんが、音声をお聴きいただければと思います。






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