カラシレンコン・辛子蓮根

公開日: 2016年10月14日金曜日

担任する4年生の学級で
『熊本について世界に発信しよう!』という
プロジェクトを子どもたちが進めています。

年度当初、わたしが外国語活動を担当することを知った
子どもたちは、
「やったー!英語始まるんだ!」
「やってみたい!」
と多くの子どもが外国語活動の学習を楽しみにしているようでした。

 
 『熊本のことを他の国の人にも伝えたい。』

きっかけは、熊本地震。

世界の色々な国の人から、
「大丈夫?」
「無事でいるの?家族や周りのみなさんも、大丈夫?」
「早く地震が落ち着くことを祈ってる。」
とメッセージをもらっている話や、
テレビやインターネットから、様々な国の人が
実際に日本でボランティアとして被災地で活動している話、
子どもたちと一緒に、見聞きした話を共有しました。

「自分たちは今、もう大丈夫だよって伝えたい。」
「熊本でも、被害が大きくて、まだ困っている地域があることも伝えなん。」
「熊本地震と同時期にあった、エクアドル地震はどうだったんだろう。大丈夫かな。」

「わたちたちは、熊本のいいところを伝えたい。おいしい食べ物とか、特産物とか。」

「熊本の歴史についても、発信できんかな。伝統的な祭りとか。」

このような感じで、トピックを話し合っていきました。

その中のあるグループが、
「先生!カラシレンコンって、Spicy lotus rootって、前、ALTの先生から教えてもらったんです。でも、書きたいんですけど、手本書いてもらえませんか。」

どうやら、写真にタイトルをつけて見せながら英語を話したいと考えているらしい。

黒板に書きながら、アルファベットと音を合わせながら教えていると、
後ろから数人の子どもたちがやってきて、

「先生、Spicyは辛いってことでしょ。lotusってなんですか?」
『Hint? Yes, or No?』
「Yes, hint please!」
『Okay. Lotus is a flower!』
「え、Spicy flower?!」
『Oh, no no! More hints?』
「Yes!」
『The flower lotus is for Buddhism. Like Buddha.』
(大仏さまのポーズとジェスチャーを見せる)
「ああ!お地蔵さん?」
「いや、大きいけん、仏像!?」
『Right! YES!』
「え、仏像の花・・・ん?かす、はす、はすみ草?」
「いや、はす!」
『That is right! はす in Kanji is 蓮。』
(はすのイラストを描く)
『蓮。This Japanese sound is はす。Chinese sound is ...レン』
「うんうん」
「それで、root、、、カレーの?」
「それはルーやろ?」
『よく聞いて。roo"t"』
「あ、ットゥみたいなの、言った。」
「それじゃあ、カレーのルーは関係ないな。」
「あ、道? Rootって言うよね。」
『たしかに、近づいたのかも。』
「Hint, please!」
『Okay. Root goes underground.』
(ジェスチャー・イラストを描く)
「あ、あ!もぐら?」
「いや、根?根ですか?」
『Great! So...?』
「Japanese sound は "ね" 音読みなんだっけ。」
『This is a hint! 球根(書いて見せる)』
「あああ!きゅうこんだ。だけん、コンだね。」
「ん!分かってきた。Spicy からい、でしょ。
lotus flowerは、、、。レン・コン・・・ああ!」

「おもしろい!!」

文字で書くことで、一つの言葉が、いくつかの語が連なって成立していることが分かります。そうすると、分解したり、意味を当てはめたりして、
「言葉」のおもしろさを感じ始めた子どもたち。

しかも、漢字の音読み、訓読みに関係づけながら考えたことで、
日本語や漢字と英語の語とがつながって、
英語のみならず日本語、中国語などにもおもしろみを感じていた子どもたちです。

長く書きました。

英語の”文字”や英語の読みを通じた
子どもたちとの楽しい時間でした。

Thank you very much for your reading today!!
Let's enjoy Foreign Language Activity together :)

TAKATA, Misato
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