宇城市英会話科授業研究会に参加させていただきました

公開日: 2017年9月26日火曜日

9月22日(金)
宇城市の海東小学校にて、英会話科の授業研究会に参加させていただきました。
(感謝の気持ちをこめて、研修レポートを書かせていただきます。)
3年生の英会話科の授業とのことで、とっても楽しみにして行きました。

まず、授業を参観させていただきながら、ずうっと感じていたこと。
「心地いいなあ」
子どもと子ども
子どもと先生方
担任の先生(T1)と英会話講師の先生(T2)

なんだかとっても気持ちのよい時間と空間でした。

授業の具体はこのようなものでした。↓
「さるは何びき?」という単元。
○数について尋ねたり答えたりすることができる
というのが、単元の目標として設定されていました。

オリジナルモンキークイズ(T1の示したモデル)

メインアクティビティとして設定されていたのは、
「自分オリジナルのMonkeysを木にかいて、何匹でしょ?と尋ね合う」
というもの。

A: How many monkeys in the tree?(イラストを相手に見せる)
B: Five monkeys!(相手の示した絵を見ながら)
A: That's right! Sign, please.(名前を書いてもらう)
B: Okay!

このようなやりとりをしながら、何人ものお友だちとやりとりをしていきます。

学級担任の先生(T1)は、自評の中で

①「子どもたちに自由におさるを描かせるのは、ちょっと本時の主軸からはずれてしまうのではないかな、、と心配していました。」

②「自分は英語が得意ということではない。しかし、自分も楽しんでやらないと!楽しむことならできるぞ、そんな気持ちでやっています。」

そのようにお話しされました。

①について
子どもたちの創造性criativity、独自性Originalityを大切にすることは、相手と自分との明らかなちがいを生むことになると考えています。コミュニケーションをとる必然性があるのは、「自分にはわからないものを、相手が知っている」とか「なんだろう?知りたい!」そんな状況ではないかな、と思います。
ですから、子どもたちは、自分だけのおさるさんを描きながら、「わあ、人間Monkeyになっちゃった!」とか、担任の先生のおさるを見ながら「それ、ドラえもんじゃない?」と問いかけたりしていました。担任の先生は、"This is Saruemon!"なんて、ジョークで楽しそうに返され、教室は笑いに包まれています。
たしかに、original monkeysを媒介にして、コミュニケーションが生まれている姿だったと感じました。

②について
英会話講師の先生と担任の先生との息がとっても合っていました。講師の先生は、英語の流暢さもさることながら、子どもたちのチャレンジを常に認め、まちがえることの価値を丁寧に伝えておられました。また、担任の先生が、講師の先生の自然な速さの英語に対して、
"One more time, please."と返され、何度か言い直してもらい、"Ah, okay."とやりとりが再開する場面がありました。
「わかったようにして、なんとなく話を進める」のではなく、「相手のことを、大切に理解しようとするからこそ、きちんと聞き直す」。そんなコミュニケーションの主体としてのモデルを示された姿だと感じました。そして、「学び手」としての姿でもあるのだと考えます。

わたしもよく、ALTに、 "Can you write it for me?" 書いてくれますか?
"Sorry? One more time, please."聞き取れなかった。もう一度言ってくれますか?
と、聞き返すことがあります。純粋に、分かりたいので尋ねるのですが、子どもたちからも最近、 "One more time."など、自分で聞き返す姿が見られるようになってきました。

授業後、お二人の先生とお話をしていて、やはり納得したこと。
それは、互いに人として「○○先生、本当におもしろい、すてきな方なんですよ」とお話ししてくださる姿でした。英語を使って、大切にかかわられる先生方の姿も、子どもたちにとって重要な教材であることを改めて感じました。

授業の活動や、TTとしての役割についてなど、授業研究会では本当に活発な意見交換がなされ、私自身大変学びの多い時間をいただきました。
中学校の先生方からは、フォニックスの効果についてや、ジェスチャーをする意義等についても話題が上がり、まだまだお話しを聴きたかった思いでいっぱいです。

それぞれの役割、フィールドの先生方が、それぞれの知見を存分に生かされ、また互いに学びを得ようと活発に議論される研修の場にご一緒できたことに、心から感謝しています。

わたしも、しっかり実践に取り組んでいきたいと思います。
最後になりましたが、このような機会をくださいました宇城市教育委員会、ご担当の先生方にも心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

I am so grateful for meeting all of the teachers who discussed together. Thank you very much for Mr. Kagano and Ms. Higashi who gave us a great opportunity of learning about English education.

TAKATA, Misato
 
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