難しい、かんたん!おもしろい。子どもの思考に寄り添う①

公開日: 2017年2月26日日曜日

今回提案した学びでは
"ていねいな表現をつかって、英語で相手のほしいと思っているものを尋ねたり、自分の関心のあるものを答えたりする"というコミュニケーションのゴールを描いていました。

Hi, friends! 1では、Lesson 9 の内容がこれに当たります。

レストランなどの少しかしこまった場面設定を例示してあります。

しかし、ALTたちにどんな場面で"What would you like (to do/ to eat/ to drink)?"等の表現を使うのか話を聴いてみると、
『家族や友だちにも「ねえ、どうしようと思ってる?」と相手を思いやって尋ねる場合には使うよ』という答え。
そう言えば、毎回TTで授業をするJason先生とは、とっても仲良くしていますが、
"What would you like to drink?"
たしかに尋ねられたなあ、と思い出します。

レストランで丁寧な言葉で注文する、しかも英語で。

子どもたちの日常には、なかなかありませんよね。
大人のやりとりは見たことがあるかもしれません。

しかし、「だれかのことを思いやりながら、『どうですか?』『何を選びますか?』って尋ねる」そんなシチュエーションならあるのかなあって考えます。

家族とファミリーレストランに行って、飲み物とってくるよ。
『今日は何にする?(ホットコーヒーが好きだけど、今日は何を飲みたいのかな)』とか
『母の日、なにか簡単なお料理をしてみよう。「今日は何を食べたい?」』

レストランというシチュエーションを否定しているのではなく、
『子どもたちがその表現をどんな場面、状況で使う必然性が生まれるかな』
っと、できるだけ現実的に、考えたいと思いました。

だって、言葉を学ぶときって、結構必死なとき。
よく聞かなくっちゃ、ここで話す必要あり!っていうとき。

子どもたちにとって、『ていねいな言葉でやりとりする必然性を生む』文脈を共に作っていくこと。
教師は、相手を思いやって一生懸命考えている『自分』(子ども自身)に気付かせること。

そんな相手との関係性や自分の感性に気付いたとき、
What would you like? I would like --.
を使いたい!これ使おう!ってなるのかな、と思います。

なんだかつらつら書きましたが、
『どんな場面で使うかな?』って子どもたちと一緒に考えたり、
『わあ、相手のこと思いやってて、すてきやねえ』と意識化させたり、
そんなちょっとした『言語学習・英語学習』の周りの充実が
大切なのではないかなあと、考えています。


TAKATA, Misato
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